ごあいさつ

 この度前任の田辺先生より引きついで三重県臨床検査精度管理協議会の会長に就任させていただきました杉本和史と申します。本会のなかには私のことをご存じでない方も多いと思いますのでまずは自己紹介をさせていただきます。
 私は1992年に三重大学医学部を卒業し、三重大学第一内科学教室に入局しました。研修医を修了後は消化器内科、中でも肝臓内科医を志しました。この時に当時検査医学教授であった小坂先生や准教授(当時は助教授という呼称でした)の為田先生からウイルス肝炎や肝組織の読み方などに関する教えを受けました。学位取得後2000年からはアメリカのフィラデルフィアにあるペンシルバニア大学に2年半留学し、C型肝炎ウイルスに対する細胞性免疫反応について研究を行いました。留学中に十二指腸潰瘍から大出血を来し、生まれて初めての内視鏡をペンシルバニア大学病院で受けたことなどいろいろなエピソードがありましたが、無事に帰国し、三重大学病院、県立総合医療センター消化器内科を経て2008年より当時の検査医学教授であった登先生のご厚意により検査部助教として三重大学病院に赴任しました。以後検査部教官と消化器内科医を兼任し、2024年4月より検査部長を拝命しております。
 現在多くの臨床医が検査は空気や水と同じく、普通にあって当たり前と思われています。しかし、逆に考えれば検査はそれだけ知らず知らずのうちに医療を支えているということにほかなりません。事実近年の医学・医療の発展には臨床検査の貢献が非常に大きく、また、検査ができないと病院の運営そのものが成り立ちません。三重大学病院でも検査部のストップは病院機能のストップを意味し、おそらくこれは他の病院でも同じと思われます。
 これから働き方改革も叫ばれる中、いかに効率よく検査精度を維持していくか、今後発生する可能性が高い南海トラフなどの災害時の医療に検査部はどのように貢献するかなど我々は多くの課題を克服していかなければなりません。私はまだ若輩の身であり、皆様にいろいろとご迷惑をかけると思いますが、日々勉強してまいりますので何卒ご指導のほどお願い申し上げます。

三重県臨床検査精度管理協議会

会長 杉本 和史

協議会概要

名称 三重県臨床検査精度管理協議会
事務局所在地 〒515-8566 三重県松阪市川井町字小望102
電話番号

0598-21-5252

メールアドレス kazumasa.okawa@miekosei.or.jp

事業内容

  • ・三重県下における臨床検査の精度管理及び標準化について、専門的な見地から適切な指示を行う。

組織図

 

 

構成団体

協議会委員

令和6年度・7年度 三重県臨床検査精度管理協議会

精度管理実行委員・標準化実務委員

令和6年度・7年度 三重県臨床検査精度管理実行委員・標準化実務委員

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